お盆と鶴市。
お盆と鶴市の季節はみとりおこわの出番です。
みとりとは標準語で言うと『ささげ』
小豆より黒く、ちょっと大きめのお豆です。
この辺りではもっぱら『みとり』と呼ばれ、
『ささげ』という名は北原白秋の『あいうえおの歌』ぐらいしか
お目にかかったことはありません。
小豆のおこわは慶事に使われますが、
みとりおこわは慶事だけではなく仏事、
特に初盆によく登場するのだそうです。
みとりの炊ける匂いがすると、ああ、夏だな~~と思います。
小さな頃は、みとりあんの入った重曹まんじゅうもよく食べました。
地元にはなじみ深いお豆さんです。
今年は粒の揃った良いみとり豆が手に入りました。
昔ながらのみとりのおこわを食べながら、地元の夏を過ごすのも良いな~~
・・・と、思う年齢に、どうやら私もさしかかったようです。
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