お盆と鶴市。

イーオ

2011年08月19日 11:54





お盆と鶴市の季節はみとりおこわの出番です。

みとりとは標準語で言うと『ささげ』

小豆より黒く、ちょっと大きめのお豆です。

この辺りではもっぱら『みとり』と呼ばれ、

『ささげ』という名は北原白秋の『あいうえおの歌』ぐらいしか

お目にかかったことはありません。



小豆のおこわは慶事に使われますが、

みとりおこわは慶事だけではなく仏事、

特に初盆によく登場するのだそうです。

みとりの炊ける匂いがすると、ああ、夏だな~~と思います。

小さな頃は、みとりあんの入った重曹まんじゅうもよく食べました。

地元にはなじみ深いお豆さんです。


今年は粒の揃った良いみとり豆が手に入りました。

昔ながらのみとりのおこわを食べながら、地元の夏を過ごすのも良いな~~

・・・と、思う年齢に、どうやら私もさしかかったようです。

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